口出ししないって言ってたのに、叶真はやっぱり面倒見がいいのかな。
「今回は修復できない方になったかもしれないけど、そんなに悩まなくていいんじゃないの。
まだ高2の1年間は始まったばっかだろ。
だから、今度は友菜のこと思って泣いたり笑ったりしてくれる友達作ればいいじゃん」
涙を堪えていた村瀬さんが初めて泣いたところを見た。
叶真の言葉で、そして優しさに自然と流れる涙。
それは今まで抱えていたものを流すようにとめどなく溢れる。
「それにさ、案外すぐ友達になれるかもしれないし。俺のお勧めとしてはコイツだけどな。
友菜がどうしてもアイツらがいいって言うなら、俺は何も言わないけど」
言いながらあたしの頭をぽんぽんする叶真。
何を言われてるのか理解するのに数秒かかったあたしの頭。
「ちょっと、冗談にしては度が過ぎてるでしょ!」
「そうか? もし俺が女だったらおまえと親友になれる自信あるけど?」
あたしにはあんなに上手に慰めることなんてできないから、ちょっと感動してたのに。
なんであたしが村瀬さんの友達に勧められてるのか意味がわからないんですけど。

