なんで乃愛がこんな不安そうな顔してんだよ。
アイツらに散々嫌なこと言われてきたのに、まさか心配してんのか。
難しい顔をして持っていた資料を胸にぎゅっと抱き寄せる乃愛。
こんな時なのに、そういう乃愛の姿を見てると不謹慎にも可愛いと思ってしまう。
「あんたのせいで叶真君とも話せなくなったんだから謝ってよ!!」
いきなり俺の名前が出てきて、俺の意識は自然と乃愛からあの2人へと移る。
「私だけのせいじゃないでしょ! 元はと言えばあんたが望月さんが気に入らないからってやりだしたことじゃない!」
「はぁ? あたしのせいだって言いたいの? 信じらんない。
いろいろと協力してあげたのに、友菜ってサイテー」
「誰もそんなこと頼んでないじゃない」
「ほんっと性格悪っ」
収まるどころかヒートアップする2人の喧嘩。

