乃愛で遊びながら夕日が差し込む教室に戻ってくると、誰かが言い争ってる声が聞こえてくる。
「友菜のそういう態度が前から我慢できなかったんだよ!!」
ガンッ!と机か椅子を強く蹴る音が廊下まで響いてくる。
その音に乃愛がビクッとする。
日直の俺と手伝いをさせてる乃愛以外は残ってないはずの教室にまだ人が残っていた。
「私だってあなたみたいな我が儘な子と友達だなんて、一度も思ったことないわよ!」
「友菜にそんなこと言われたくなんかないし。
あんたの方が我が儘だし、性格ブスでしょ!」
すごい剣幕で言い争ってる2人は教室のドアが開けっぱなしなことにも気付いてない。
アイツらとっくに帰ったんじゃなかったのか。
俺がバレないように中を覗くと、見たことない表情で2人が睨み合っていた。
女の喧嘩って怖ぇな……。
下手に口出しして巻き込まれるのはこっちも困るし。
どうすっかなーと考えていると、乃愛も不安そうに教室内をそっと覗いていた。

