ボーリング大会が始まったのはいいんだけど、優勝賞品を用意してなかったことに委員長がさっき気付いて、みんなが揉め始めてしまって、
それじゃ面白くないっていう意見が多数で、中には帰るとまで言い出した子がいた。
せっかくの親睦会なのに、それは困ると必死に委員長が説得していたら、また叶真のことが好きなリーダー格の子が出てきて、とんでもないことを言い出した。
「優勝したチームの女子の中で、いちばんスコアが高かった人に、叶真からのキスのプレゼントはどうですか?」
なんて、とんでもないことを言い出した。
それを聞いたあたしは、人のことを物みたいに扱って酷いし、そんな優勝賞品はバカげてるって思った。
委員長としても、そんなことは認められないって反発したんだけど、肝心の叶真は――。
「へぇ……。面白いこと考えんじゃん。
いいんじゃねぇの?」
止めるどころか、OKしてしまって叶真のファン達は大騒ぎ。
委員長は最後まで反対していたけど、ファンの子達に押し切られる形でボーリング大会がスタートしてしまった。
「やっぱ最低だよ、あの女たらし」
納得いかない表情でボーリングをする叶真を睨みまくる夏帆。

