イジワル彼氏の不器用な素顔




飼い主って、俺こんな犬飼った覚えないんだけど。



「いや~、そんなぁ照れますよ」



いや、その返しもおかしいし。



照れる要素が今のどこにあんだよ。



「似合ってるよ? 叶真」



響まで面白がって笑ってくる始末。



似合ってるとか言われても嬉しくなんかねぇよ。



響と野々村にバカにされたようで気分が悪い俺は、大地の襟をパッと離す。



「用が済んだなら自分の教室に戻れよ」



「先輩照れてるんですか? 僕とお似合いって言われたこと」



俺を斜め下から見上げてくる大地は絶対に面白がってるとしか思えない。



俺をからかおうとしてるなんて、ほんと生意気なヤツ。