「ナイス自己紹介」
とか言いながら両手の親指をたてて、ウインクする響。
全然ナイスじゃねぇよ。
乃愛も野々村も唖然としてんじゃん。
「お~、ついに叶真先輩の彼女さんに会ってしまいました!
この興奮を誰に伝えたらいいんでしょうか」
「誰にも伝えなくていいから」
気分が高揚して暴走しそうな大地の制服の襟を掴む。
気持ちで動くタイプのヤツだから扱いやすいといえばそうなんだけど。
「なんかこの子面白い子ね」
唖然としてた野々村だけど、俺に首根っこ掴まれてる大地を見て急に笑いだした。
「そうしてると、飼い主とワンコみたい」

