「な、何よ! 叶真と一緒にチームになれたからっていい気にならないで!」
リーダー格の子は悔しそうに唇を噛んで、取り巻きの子たちと一緒に隣のレーンに移った。
「悪い。アイツらが我が儘言って」
「へぇ。あんたにも悪いって気持ちあったの」
感心するように叶真に向かって言った夏帆だけど、いくら何でもそれは失礼じゃ……。
「あるに決まってんだろ。
自分のことで人に迷惑かけたら謝るの普通だと思うけど」
叶真と話したことなかったからよくわからなかったけど、モテるからって天狗になってるわけじゃないんだ。
もっと常識ないのかなって勝手に思い込んでたから、意外な一面を見た気がした。

