「ちょっとお姉ちゃん! 噂の妹ってなに!?」
そんな顔近付けて聞かないでよ。
結乃があんまりにもハッキリと聞いてくるから、叶真がクスクス笑いだす。
「笑ってる顔もカッコいい……」
「乃愛が言ってたとおりの妹だな。
全然タイプが違う」
ほら、叶真だってみんなと同じこと思うじゃない。
惚けてる結乃の腕を軽く肘で突くと、いきなり頭を下げて挨拶し始めた。
「はじめまして! 妹の結乃です。
まさかお姉ちゃんにこんなにカッコいい彼氏がいるなんて知らなくて。
ふつつかな姉ですが、これからどうぞよろしくお願いします!」
「は……!?」
「ぷっ……! ふつつかって使い方違う気がするけど」
いきなり何言い出すの結乃は……。
テンションMAXの結乃にどっと疲れたあたしは、早々に家を出る。

