そういうだけあって、結乃は可愛い。
スタイルだっていいし、ちょっと我が儘なところもあるけど、あたしにとっては可愛い妹。
なんだけど、だからこそ結乃にだけはあたしに彼氏がいることを知られたくなかった。
自分が付き合う人ならまだしも、あたしの付き合ってる人がどんな人なのかいつもチェックする癖がある。
と言っても、恋愛経験なんてほとんどないあたしにとって、結乃の意見は勉強になるんだけどそれが問題だったりする。
「ねぇ、どんな人? 今度もイケメン!?」
今度も、か……。
忘れかけていた傷が胸の奥で小さく疼く。
「別に結乃が気にするようなタイプじゃないから」
「え~? お姉ちゃんの付き合ってる人がどんな人かくらい知りたいじゃん。
あたしは妹なんだし、知る権利あるでしょ」
いや、だからそれが問題なんだけど。
「お姉ちゃん中学時代はオシャレ頑張ってて可愛かったのに、なんで今はそんな地味になっちゃったの?」
グサッと背中から矢を刺された気分。

