イジワル彼氏の不器用な素顔




「じゃ、俺は乃愛を送ってくるわ」



「え? あたしはひとりで帰れるけど」



まだそんな遅い時間じゃないけど、もう外は暗い。



そんな中をひとりで帰らせられるわけねぇだろ。



「のあちゃん帰っちゃうのー?」



大空が寂しそうな声をあげる。



「また連れてくるから」



大空の頭をポンポンと優しく叩く。



「のあちゃん、また遊んでね」



バイバイと手を振る大空に乃愛も答え返して「お邪魔しました」と家をあとにする。