「そんなこと、おまえ等に関係ないことだって言ったよな?」
……え?
無理矢理あたしを土下座させようとしていた取り巻きの子達の手がいきなり離れた。
「え、と、叶真……」
「なんで……っ」
村瀬さん達は明らかに動揺してる。
そりゃそうだよ。
だって、こういう場面に出てくるような人じゃない人がここにいるんだから。
「なんで? そんなの決まってんじゃん。
自分の彼女を助けるのに理由が必要なのか?」
何、言ってんの……。
助けにくるなんて予想もしてなかった叶真の登場に、あたしも動揺を隠せない。
「あのさぁ、俺言ったよな?
乃愛のこと、あんまイジメんなって」
いつの間にかあたしを背に庇うようにして叶真が村瀬さん達との間に立っていた。

