「ただいま」
学校が終わって、夕方から4時間だけバイトして帰宅した俺を出迎えたの大空。
「お兄ちゃん、おかえりなさーい!」
走ってきた大空を受け止めて抱き上げる。
「大空、まだ起きてたの?」
「うん! 明日のね、おべんとう楽しみー!」
お弁当、ね。
ニコニコと笑って俺の首に抱き着いてきた大空には見られないよう、困り笑いを玄関に来た父さんに向ける。
「ほーら大空。明日も早いしもう寝ようか」
「はーい! お兄ちゃんおやすみなさい」
父さんに抱っこされた大空は手を振って部屋へと消えていった。
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