イジワル彼氏の不器用な素顔




「俺が何も知らないとでも思ってんの?

で、あの弁当をめちゃくちゃにしてくれたのは誰なわけ?」



普段と変わらない態度で聞いた俺に、気まずそうに下を向く4人。



人の悪口は平気で言うくせに、自分達が責められると何も言えなくなるなんて、固まってないと誰ひとり何も言うことできねぇのかよ。



「あ、あたしは何も知らない!」



「ちょ、友菜! あたし達は友菜のこと思って」



「誰もそんなこと頼んでないでしょ」



分が悪くなると自分はすぐに逃げる。



あたしは悪くありませんって。



「言い争ってるとこ悪いんだけど、俺の昼飯を台無しにしてくれたんだから謝ってくれない?」



「だって、あたしらは友菜のために……だから悪くないよ!」



「勝手にやったのはあんた達でしょ!?」



今度は罪の擦り付け合いかよ。