イジワル彼氏の不器用な素顔




「叶真も聞きたい? 望月さんの残念な話」



「もう叶真が変なお願いするから、望月さんが本気にしたんじゃん!

お弁当作ってきて抜け駆けなんかしようとするから、罰が当たったんだよねー」



「罰ってどんな?」



興味あり気な態度で尋ねれば、嬉しそうに顔を寄せてくる。



「望月さんが転んじゃって、お弁当箱が階段を転げ落ちたの!」



「マジであれは何度思い出してもヤバイって」



思い出し笑いをしだして、俺の前で乃愛のことを散々バカにする4人。



乃愛のことが気に入らないからって、やっていいことと悪いことの区別もつかねぇのかコイツら。



マジでヤバイのはお前らの方だろ。



「お弁当が食べたいなら、あたしが作ってあげるのに~」



黙って話を聞いていると、友菜が俺の腕に体を密着させるようにして腕を絡めてくる。



「望月さんとはいつものお遊びなんでしょ?

もう解放してあげてもいいんじゃない? 叶真も飽きたでしょ?

だから、今度はあたしを彼女にしてよ」