授業が終わって、担任から頼まれた雑用を終わらせた俺は、急いでバイト先のファミレスへ向かおうと教室に置いてある鞄を取りに来た。
「てか、マジでウケるよね~」
「望月さんのあの悔しそうな顔!」
「叶真の言葉を真に受けて、本当にお弁当作ってくるなんて、名ばかりの彼女のくせして生意気」
開いていた教室のドアから廊下にまで聞こえてきた女達の大きな声。
「わざと転ばせるなんて、ちょっとやりすぎじゃない?」
「何言ってんの友菜。
あれは天罰でしょ~? 調子にのってる望月さんへの天罰」
聞き覚えのある声にゆっくりと教室に近付いていくと、そこにいたのは友菜達だった。
「でもさ、まさかあんなに簡単に引っかかって転ぶなんて思わなかったよねー!」
「あんなひっくり返ったお弁当を叶真には見せられないでしょ」
ゲラゲラと品のない笑い声で乃愛のことをバカにしてる4人。
アイツのあの態度はこれが原因ってことね。

