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事は順調に進んで。
せいのおかげか運が良かったのか、委員や係がかぶって揉めることはなくすぐに終わってしまった。
「そしたらお前たち2人、放課後職員室に来て名簿作る紙と委員の冊子の綴じ込み協力してくれな〜」
「え、そこまでやらせるんすか?」
上島先生の発言に流石にせいも口を挟んだ。
「ホームルーム委員ってのはそういう時にこそ活躍するものよ。まぁ、よろしくな」
ハハと笑うと上島先生はポンポンと私とせいの肩を叩いた。
うそ…。最悪…。
私は1人絶望していた。
だって、放課後にせいと2人きりだなんて…絶対やばい!
この怒ったオーラのせいと10分も一緒にいられない!
「そしたら、お前たち戻っていいぞ」
ポン、と背中を押されてとりあえず自分の席にもどる。
本当に今から委員誰か変わらないかな…。
「なな、大変だね。頑張ってよ〜」
ちょんちょん、と背中を突かれて後ろを向くと舞花がいたずらっぽく笑っていた。
舞花の存在、ちょっと忘れてた!
私はそこでハッとした。
舞花なら変わってくれるんじゃないかな?
せいと一緒に委員の仕事できるし、何より私よりも器用で効率よく仕事もできるし。

