パタンー…




ドアが静かに閉じる音だけが部屋に響いた。



「な、なによ…意味わかんないっ…」





ポタポタと落ちては床に小さな水溜りを作る涙。





いつからだろう？いつから私はこんなになった？




どうしてせいなんだろう？




なんで幼馴染なんだろう？







どれだけ気持ちを無視してもまた現れてくる。



打ち消そうとしてもまた浮かび上がる気持ち。






我慢は出来るかもしれない



でも








嘘はつけないの…。







「っ、なんでっ…なんっーで…」





涙は私の溢れる想いと比例して止まる事はなかった。