そして、吹奏楽部に入部したのは、あたし達を入れて9人。以外と少なかった。

「部長の津森です。では、いまから、楽器を決めます。」

「フルートパート…定員一名。」

「はいっ!」

舞乃の声が、音楽室に響いた。

「はい。では、フルートパート一年は、杉坂舞乃さん。あなたにおねがいします。」

「はいっ!」
舞乃の声は、いつもハキハキとしててかっこいい。