「ルキ行こっ!」 そう言ってつなみは俺の手を引っ張ってくれた。 俺はただつなみに付いてくだけ。 イジメっ子達は 大きな声で笑ってる。 くやしくても何も出来ない。 その時俺は見てしまった… かすかに つなみの目から涙が溢れている事に。 いつも強くて 本当に頼りになって よくイジメられたりもしたけどやっぱり女の子なんだ… もうつなみを泣かせたりなんかしない! 俺がつなみを守ってあげなきゃ! 俺はそう思った。 翌日 つなみは親父さんの仕事の都合でアメリカに行く事が決まった。