午前午後の彼女と彼




バンッ!バンッ!



両腕を前に突き出し、2つの目を同時に撃っていく。



「イルフェルノ・ヴァルカン!」



サツキくんの呪文が聞こえた。



次の瞬間、私がに目を撃たれて怯んでいた魔物は一瞬で燃え尽きた。



さ、流石サツキくん…。



学年1位なだけある。



「エマ!」



「ふぇ?」



余計なことを考えていたせいで、目の前のことに集中出来ていなかった。



鋭い爪が私に向かっていた。



ザクッ!



そんな音と共に、血が降り注ぐ。



でも、体のどこも痛くない。



…間に合った。



「良かったぁ…」



目の前にいた魔物は倒れていて、他の魔物も消えていた。