あなたって本当に芸能人なんですか?

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「どうしよっかな…」

風も大分おさまり、波の音が耳に届く。

自宅近くのこの浜辺は私の憩いの地であったりする。

そして現在、黄昏の地でもある。


今私は悩んでいた。
部活どうしようか、と。

今日見学した様子だと、真面目に陸上をやっている人が多いと解った。

そんななかに得意ともいえない、そして朝練がしたいがために入部を決めるのは、違うのではないかという葛藤があった。


いやーでも浜崎くんだって適当に決めてたしなぁ。

自分のなかでは決めていたのかどうか、私には解らないけど、私という一クラスメイトの言葉で決定してしまうんだ、それもそれで有りだよね。


そう思うしかない。

グズグズしていても始まらないし。


連絡ツールであるLEIN(れいん)では、小花ちゃんと近況を話したりしていた。

小花ちゃんは早速アイドル好きな友達を見つけて、毎日語り合っているようだ。


「……………」


…寂しくはない。寂しくないぞ。

自分に言い聞かせる自分が悲しい。