だから、イオリの「トーコという女を傷つけてもかまわない」という言葉を、私はどうしても無視することができなかったんだ。 それに。 トキワのことを信じていた。 たとえ図面を盗んだって、きっとイオリはトキワには敵わない。 トキワなら、かならず優勝する作品をうみだすことができるはずだと。 ねえ、だからトキワ。 最後まであきらめないで。 私は、あなたを信じている。 あなたの才能を、そして思いの強さを――。