あなたが私にキスをした。


あ、まただ。

また、身体が透明に変わっていく。



お願い、神様。

もうすこしだけ待ってください。

最後のさいごに、ちゃんと彼に残したいの。

トキワを愛した、その思いを、ちゃんと残したいの。




燃え盛る炎に飛び込んでいく。

ふしぎと怖くはなかった。



熱さすら感じなかったのは、もうすでに、ほとんど氷に戻っていたからかもしれない。