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sideめぐみ



珍しく息子からめーるがきたと思ったら

なんと!!エンジェルちゃんがいると!
きっと盛りにさかってんだろな〜と
思いつつもバイクを飛ばしてご帰宅。

「ただいま〜!!マイエンジェルが来てるから飛ばして帰って来たよー!!」

帰ると部屋がシーンとしていたから
かいとは風呂か…

エンジェルちゃんは…っと、


かいとの部屋を開けると「おっ!」
ポケ〜と寝ぼけた顔で
「かいくんのまま…?」
おはようございますと可愛い天使よ。



「あぁ?かーちゃん早くね?」

かいとが風呂から上がってきたのか
部屋に入ってきた。

「なんだなんだ〜!こんな時間から盛りついて〜!このこの〜!」

ぐりぐりと頭を撫で回す。

「うわっ、酒くせええええ」


あー、はいはい。
酒抜きに風呂でも入るかな。
「澤田ちゃん一緒に入ろう〜」
「あ!はい!」


澤田ちゃんを連れて浴室に
入って服を脱ぎ散らかすと
澤田ちゃんにスタイルいいと
褒められおばさんの私は嬉しくてよ〜

いや〜澤田ちゃんおっぱい大きいわ〜

「あ、髪縛ってあげるね〜!」

腰までの長い髪をアップに縛ろうと…

……っち



_____

バン!っ「うわっ。」

下着姿のまま、かいとのとこに
行くとびっくりしたのか飲みかけの
缶ビールを頭からかぶっていた。


「かいとー…あんた知ってたの?」


「は?てか服着るかフロ入るかどっちかにしろよ!」

浴室からいきなり飛び出たもんだから
後ろからぴょこっと澤田ちゃんが
こちらを見る。
「すぐ行くから先に入ってて〜!」

こくんと頷いて澤田ちゃんが
風呂に入ったのを確認する。

……

「背中…まじまじと見たか?」

「はぁ?!」


「いいから答えろ!!!!」


あたしが怒鳴ったもんだから
真剣に黙りこく息子。
ちょっとビビらせすぎたか…

「恥ずかしいから見たことねーよ」


そうか…


「そっか〜ワルイな!」

いつのもあたしに戻ると
「なんなんだよ!意味わかんねーよ」

まー焦るよな。
タバコに火をつけ一息吐く。


「ヤケドの跡」


はぁ?となにがだよって顔するかいと


「澤田ちゃんの背中…タバコで押しつぶされたようなヤケドの跡があんだよ」

怒りで、
吸っていたタバコをネジおってしまった



「まさか……親に…」

溢れてくる涙をボロボロと
床に垂らし目を見開くかいと。


「おれ…俺聞いちまったんだ…
澤田の親はどんな人だったって…」


グッと拳に力が入る。

「おぼ……ないって…覚えてないっていってたんだ!!!!」

泣きじゃくるかいとの頭を
力が入った拳を緩め撫でた。

覚えてないか…

「そっか…忘れた方がいいのかもね…」

その夜は澤田ちゃんと洗いっこして
夕飯を食べて三人で笑い合って
かいとが駅へと送って行った。