1時間。



「あんた、俺の事好きでしょ」

「はい。…え?」


土曜日、勇気を出して映画デートに怜くんを誘って言われた。


映画が終わって、「ここのカフェ、美味しいんだよー」って怜くんとカフェに入って、テラス席に座ったすぐあとだったよね。


カフェラテが2個乗った白いテーブルの席にに、ずっと座っていたかった。



「え、な、んで知って…」

「ふつーに分かるんだけど」


自分の顔が真っ赤になっていくのが、鏡を見なくても分かった。