1時間。




仰向けになって、目をつぶる。


初めて怜くんと話した日の事、私はまだ覚えてるよ。





「結ぶに愛…、ゆあい?」

「…ゆめ、です」


桜舞い散る窓を後ろに、怜くんは私の名前を読み間違えた。

去年の春、進級して初めての席替えで、私は怜くんの隣の席になった。


それまでは「かっこいいな」って、ただ見てるだけだった。

部活中とか、授業中にチラ見したり。