ずっと下を向いてるかと思えば、ふいに顔をあげてあたしを見つめる。 そして、また紙の上でシャーペンを走らせる。 見つめられるのはほんの数秒だけど、その度あたしは緊張してしまう。 体が石みたいに固くなって、目をそらしてしまう。 彼の目は綺麗だ。 だから、あたしは坂上くんの目が嫌いだ。