『お引っ越しなんてやだよ琉ちゃん…離ればなれなんてしたくない』



『心配しないで。僕は絶対に迎えに行くから』



『約束だよ?絶対だよ?』



『うん!だから待ってて。』



『わかった!架那ずっと待ってる!』



『だから忘れないで、僕はずっと架那の味方だからね!』



『琉ちゃん、架那のこと忘れないでね!』



『うん。大丈夫またきっと会えるよ』



『…琉ちゃんまたね!』





幼かった私は、幼なじみの琉を残して


故郷を離れた