「本当おまえに何かあったら俺……」
相沢くんは今、自分を追い詰めている。
「相沢くんは何も悪くないよ。油断してた私が悪いんだから。」
「でも怖い思いさせたのは事実だ。本当、ごめん。」
違う、私は相沢くんの謝罪なんて聞きたくない。
「相沢くん、聞いて。」
「ん……なに?」
相沢くんを見上げながらニコリと笑う。
「助けてくれてありがとっ!」
「…っ……こっちこそ無事でいてくれてありがとな。」
抱き合ってると、周りから注目されてることに気づく。
……ここ、公共の場だよね…
「あ、相沢くん、そろそろ帰る?」
相沢くんも注目されていることに気づいたのかコクリと頷いた。
「あぁ、そうだな…帰るか。」
こうして私たちは帰路に着いたのだった。

