それからしばらくが経った。 相変わらず、相沢くんにはドキドキしている今日この頃。 「なぁ、神崎、」 相沢くんのことを考えていたら話しかけられてしまい、驚いてしまう。 「な、なに?」 「ひとつさ、俺のお願い聞いてくんない?」 相沢くんのお願い……?それって私を頼ってくれてるってこと? 「うんっ…全然いいよっ!」 すると相沢くんは目をそらせた。 「そのさ、もうすぐ妹の誕生日な訳。」 「うん、そうなんだ!」 「だからその、プレゼント選ぶの手伝ってくれねぇか?」