「音楽もサックスも全部、好きだ。吹奏楽だってまたやりたいし、みんなで吹きたいと思ってる。」 俺がそういうと神崎はパァァと顔を上げる。 でもな、それなのに今までやらなかったことはなにか理由があるってことだろ? 「俺はまた音楽をやりたい。だからさ、人に話すの初めてなんだけど聞いてほしい。俺の音楽事情を。」 俺がそういうと神崎は真剣な顔つきで頷いてくれた。 「これは、俺が中学時代の話だ。」