天敵なキミに恋をした





逃げるようにして学校を出る。



あのふたりは気づいていないだろう。私がいなくなったことに。




「うぅ……え、っく…」




涙が止まらない。



相沢くんと付き合ってから嫌なことばっかだよ……




「もう、別れたら?」




私の心を見透かすように誰かが私に声をかける。




「い、まいくん……」



今井くんだった。



「もう別れろよ。あんなやつ。」




今井くんはそう言って私を抱きしめる。




「全部口に出てたよ。相沢のせいなんだろ?付き合ってからいいことないんだろ?」





今井くんは辛そうに言う。




「じゃあなんで別れないの?俺の方が絶対幸せにできるのに…っ……」