教室に戻り、隣の席の相沢くんのもとへといく。 「相沢くんっ!音楽の授業来なさいよ!」 「は?急になに?てか、嫌だし。」 めんどくさそうに言う相沢くん。 「お世話になってる大好きな顧問の先生の頼みなの!いいでしょ?」 私がそう言うと相沢くんは顔をしかめた。 「大好きな顧問って……男?女?」 「女の先生だよ。音楽の先生と同じ人。」 すると相沢くんは少し安堵したように胸を下ろした。