「……大海先輩、俺は音楽を辞めたんです。それは中学の頃も言ったはずですが。」 亜美先輩は唇を噛みしめる。 「いいじゃん。中学最後のコンクール一緒に出れなくて寂しかったんだよ…?相沢くんがこんなに近くにいるのに一緒に吹けないなんて嫌だよ…」 なんか、胸がモヤッとした。 泣きそうな亜美先輩とそれを見つめる相沢くん。 ふたりの間に何かある気がした。 ただの先輩後輩、それだけじゃない気がした。