「そういえば今日、奏多、神崎ちゃんを泣かせたそうだな。ごめんな。」 そして朝山くんは相沢くんの親友だ。 「ううん、全然いいよ。私が勝手に泣いちゃったんだし。」 そんなことを話しながら楽器を準備する。 「そろそろ練習始めますよー。」 そういうのは顧問の宮田先生。 その途端みんな席に着席する。 宮田先生の指揮で私たち吹奏楽部の部活動は始まった。