「無理をさせ過ぎてるんじゃないですか?マネージャーなんだから、そこはちゃんと…」
俺が続けてそう言うと、
「…あなたには関係ない事でしょ?」
そう言って振り返ろうとしている。
「ちょっと待てよ!関係ないって言われても…確かに、俺にはあなたの事はよく分からないけど、現に麻結ちゃんは倒れたんだぞ?もっと麻結ちゃんのことを考えてあげるべきなんじゃないですか?!
さっきだって…麻結ちゃん何か言いかけたのに…何で聞いてあげないんですか!?」
ついカッとなって言ってしまうも
麻結ちゃんのマネージャーは、今度は完全に振り返って反対側へ歩き出してしまう。
「おい…聞いてるのかよ!」
そして俺が何を言っても振り向こうとせず、スタスタと歩き続ける。
「…っ…ちゃんと麻結ちゃんの気持ちも考えてあげて下さいよ!!」
廊下の角を曲がり姿が見えなくなる前に俺が最後に言った言葉は、これで精一杯だった。


