きみはアイドル




少し近づくと、麻結ちゃんがクラスメイトの子に話している声が聞こえてきた。




「あ…ごめん、私保健室行ってくるね。」



「え?麻結どうかしたの?」



「ううん…ちょっと…」




そう言葉を濁すと、麻結ちゃんは体育館を後にした。



…やっぱり…体調悪いんじゃないの?だから…



俺は歩いている足を速めて体育館を出た。




そして、保健室まで行く道を辿っていると…



!!


前方にジャージ姿で倒れている人影が見えた。


あれって…



嫌な予感がした俺はすぐさま駆け寄ってその人物を確かめた。


…!!



「麻結ちゃん?!大丈夫?!麻結ちゃん!?」



必死で呼び掛け体を揺すったが、反応しない。




「くっそ…!!」



俺は麻結ちゃんを抱き上げて急いで保健室へと向かった。