〜side一輝


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翌日。



「おい!!裕也ちょっと聞いてくれよ!!!」



朝いつも通り登校し、いつも通り自分の教室に入り、いつも通り席が前の裕也に話しかける俺。



違うのは俺のテンションが異常に高いってことだけで…




「おはよ、一輝…やけに元気だね。」




それは裕也も気付いたみたいで、少し不審そうな顔をして俺を見ている。




いや…仕方ないだろ!やけに元気にもなるって…!!



そう思って、昨日あった出来事を裕也に詳しく話…そうとしたんだけど



…そういや、ここって教室だよな…



まぁ、変な噂とか立てる人はいないと思うけど…でも噂とか本当懲り懲りだからな…



…うーん…でも、俺のこのテンションだと何をしでかすか分からないしな…



……



そう思うと何故か急に冷静になって、




「…やっぱ後で聞いて。絶対だからな!!」




「え、うん…分かった…。」




と言いながらも裕也の顔は全然納得していなかった。