きみはアイドル




「でも大変ですよね…朝練。毎日朝早くからから練習してるんですもんね。」



麻結は遠くを見つめながら言った。



……あ。



その視線が、少し悲しそうにしている事に気付いた俺は、



「…麻結って中学とかも部活やってなかったの?」



「はい…。なーんにもやってなかったですよ。時間も無かったし、ちょっと無理かなぁって思ってしまって。」


…やっぱり。



ちょっと部活に憧れているところもあるのかな。



まあ…もし麻結が演劇部に入ったら、ずっと主役を張れるくらいの即戦力になると思うけど。



つーか、演技誰よりも上手いと思うし。





でも、こうやって朝練とかで人が来るって事は…やっぱり教室にいたら危なかったりするんじゃ…?



もし変な噂立てられて一緒にいられないようになっちゃったら、たまったもんじゃないし。



せっかくこうやって2人きりなれたっていうのに…