片想い



もう溜息しか出ない。



給食の時だってなるべく彼とは話さず他の班員と話すようにしていた。



あたしの迎えの席の蒼空(そら)が動物園に行った時のことを話した。



蒼空はクラスで身長が2番目に低い。



頭もそこそこ良くて顔をまあカッコよくて女子の間では結構人気があった。



…あたしは小さい男子はあまりタイプじゃないので何とも思わないけど。



「俺、動物園に行って来たんだけど猿が頭剃ってたん!!」



「アッハッハッハ!!!!」



「えっ、それ、ぷはっ…本当〜!?」



「蒼空…それはねぇって…ぷぷっ」



蒼空以外の残りの班員が目に涙を溜めながら笑った。