「美羅維ちゃん…??どうかした…??」



「いや、その…」



彼にあたしの存在を分かって欲しかった。



あたしのことを少しでもいいから分かって欲しかった。



彼の瞳にあたしが映って欲しかった。



―けど、彼はすぐに教室に戻ってしまい呆気無く散った。



あたしは結局はどっちが好きなんだろう……??



ごちゃごちゃする心を持ったまま、卒業しぎでを過ごした。