すると家の奥から滝くんのお母さんが出てきた。


「いらっしゃい千奈ちゃん!
ゆっくりしていってね!」


とっても可愛らしいお母さんだった。


「はい!あの…これ、つまらないものですが。」


そう言って昨日買っておいたシュークリームをお母さんに渡した。


さすがに好きな人の家に行くのに手ぶらは恥ずかしいからね。


「まぁ、ありがとう!
大和の言ってた通りの子だわ!」


「え…滝くんが?」


「母さん、それ言わない約束でしょ!
俺の部屋、案内するよ!」


そう言って少し照れてる滝くん。