数分後、走ってきたのか滝くんが息を切らしてやってきた。 「おい、りおん。どうなってるんだ?」 りおん…私のことは"飯山さん"なのに。 名前くらいで傷つく私。 こんなことでこれから大丈夫なのかな…? 「大和!私と付き合ってるんだってちーちゃんに言わなかったの?」 「…。言ったよ。」 「じゃあなんで、ちーちゃんが私の所に来るの?」 「わからない。 飯山さん…もう俺に関わらないでくれるかな?」