だけど…俺が選ぶ答えは一つしかない。


「わかったよ、付き合う。
そのかわり、ほんとに飯山さんに手を出すなよ?」


「わかってるってー♪
これからよろしくね、大和!」


そう言って満足そうに笑って、保健室を出て行った。


俺は…何してるんだろ。


今までの積み重ねが…無駄になるのか…


だけど、俺はどうしても飯山さんを放っておけない。


"王子様"を、卒業する時が…


来たのかもしれないな。


だから、せめて飯山さんだけは…


ずっと笑顔でいてほしいな。


俺のこの"気持ち"を…恋っていうのかな?


いつも気づくのが遅いんだよ、俺は。


俺は…飯山さんが好き。


だけど…こういう守り方もあるって…


俺が証明してみせる。







*大和said終わり*