でも、私達の関係が変わったのは小学校6年生の冬。
りおんがお父さんの転勤で、転校した時だった。
「りおんがいなきゃ、私嫌だ!!!」
「ちーちゃん…今までありがとうね!
手紙書いたから…見てほしいな?」
「りおん!!!!
いつまでも親友だからね!!!」
りおんは、この時から"サイン"は出してたのに。
親友だからねって私の言葉に返事もしなければ、振り向きもしなかった。
だけど私は…
この時は人が裏切るって言うことを知らないぐらいまだ純粋だったんだ。
りおんが…悲しいから振り向かないんだって思ってたんだ。


