もう…限界。


そう思った瞬間、上手に呼吸ができなくなった。


「はぁはぁはぁはぁ」


上手く…呼吸ができない…


「飯山さん!?大丈夫!?」


こういう時でも優しい"王子様"


私かっこ悪いところ見せちゃってるな、


なんて思ったけど。


滝くんは優しく応急処置を私にしてくれた。

  
そしてずっと背中をさすってくれて。


なんとか過呼吸は収まったけど、


私はその疲労感から…意識を手放した。