キーンコーンカーンコーン



「あーあ。一時間目さぼちゃった。

 もう、教室戻るか。」



そう思って廊下を歩いていたら


ドンッ!

「いった。」

「ごめん。ごめん。大丈夫?」

え?この声って。。。


「あっ!中嶋じゃん。

 なんで一時間目いなかったんだ?」


「あっ。屋上で居ました。」


「そうなのか。んじゃこれよろしく。」


サボったのに怒らないんだ。

そう思ってたら、紙の束を渡された。


「え?これって。」

「あー。それホッチキスで止めておいて。

 今日の放課後までにお願いねー。」

「え。」


断る前に、先生は消えていった。