悪夢を見ることはなくなった。 ユキを見ても、胸を痛めることも。 それは、過去を忘れたからじゃない。 きっと、向き合おうと決めたから。 その過去を受け入れ、その上で今を生きる。 難しいことだけれど。 それでも、与えられた命を懸命に生きる。 逃げたりしない。 この手は、この身体は、大切なものを護るためにあるのだから。 そう教えてくれた、大切な人たちのためにも。 ユキに抱いた淡い想いは胸に秘め。 俺は、彼女の笑顔を護るために生きよう。