「ユキ、次お願い」 「はい」 レプリカの剣を持ち、向かう。 そして、受験者の中から私の相手になる受験者が現れた。 「よろしくお願いします」 深く頭を下げたその人は・・・。 「カイ!」 紛れもなく、カイだった。 どうして・・・。 「なんで・・・」 「償いとしてではなく、自分の意思でこの城に仕えたいと思った」 「カイ・・・」 ああ。 こういう事だったんだ。 私の側で生きていく。 その意味は、そういう事だったんだね。