男装騎士~それから~




でも、私が側にいることでカイに嫌な思いさせてしまっていたら・・・。
そんなことを思うと、胸が苦しくなる。


なんなんだろう、この気持ち・・・。


タオルを用意し、カイに手渡すとカイは言葉少なくそれを持っていってしまった。
その背中を見つめながら私は肩を落とした。




見たくないよね・・・。
私を見たらきっとカイは、あの時の事を思い出す。
自分の罪を、責められた気になるんじゃないのかな。



時々、そんな悲しそうな表情をするから。





「ユキ?どうした?」




廊下で立ち止まっていたら、丁度通りかかったのかノアが声をかける。
私はその声に顔をあげノアを見た。




「・・・カイは、どうなったら許されたことになるのかな」

「カイ?・・・どうだろうな。いくらユキが許すって言ったって、あいつの性格上受け入れられるとは思えないし」

「そうだよね・・・」




ノアは腕を組み、難しい表情を浮かべる。